2021年 新年のご挨拶

新しい年、2021年が始まりました。

半世紀を超えて平穏な時代が続きましたが、気がつくと、あっという間に今までと違う世の中になっていました。新型コロナウィルスの災いが過ぎれば、また元の世界に戻るという保証はありません。ステージが変わる時、その行方を予想することは困難ですが、目指す世界を描くことは可能です。スモールファンの世界も厳しい状況が続いていますが、その特性を「新しい時代」に活かしていくことを考えなければなりません。現代において、流れのフロンティアは、重厚長大の方向ではなく、省エネ、低騒音、微風量、微風速の世界に移っています。本研究会は、スモールファンにとっての新しい流れの世界を切り拓こうと考えています。

さて、2020年を少し振り返りますと、ターボ機械協会誌の2020年3月号に本研究会のメンバーが主となり、「特集:スモールファン関連分野における最新技術」を取り纏めることが出来ましたが、その後、研究会の活動は停滞を余儀なくされました。コロナの影響により対面での活動もままならない状況に加えて、なにより研究会創立のメンバーであった宮原雅晴さんがご逝去され、心残りの1年になりました。スモールファンの普及、そしてスモールファンの未来を創造し続けた技術者としての宮原さんの生き様は、本研究会の進む道を示してくれました。大幅な活動制限のなか、音響プレナムの耐圧実験や透過損失測定、マルチオリフィスによる流量計測法、逆解法によるスモールファンの設計法等の研究は継続しており、2021年2月の総会ではその結果の発表をさせて頂く予定です。 

2021年は、「新しい時代」に適用するスモールファンの設計や応用法の提案、学生研究支援など、新たな計画を進めたいと思います。また、事務局の移転なども予定しております。

本年も、引き続きのご支援ご協力を宜しくお願いいたします。

 

2021年1月8日

一般社団法人スモールファン研究会

代表理事 御法川 学 ・ 事務局長 中山俊明